どうも!
女性の健康を専門にしているSHOです。
産後は身体が以前と違うような気がする・・
なんか調子が悪い・・。
そのような違和感を感じている方も多いのではないでしょうか?
今回はそんな方に向けて、産後の姿勢をテーマにお伝えしたいと思います!
産後の実態
妊娠中におきた姿勢変化の影響は
しばらく継続します。
特に背骨(胸椎と腰椎)の湾曲や平坦化、また、骨盤の傾きに異常などが報告されています。
産後も腰の痛みを訴えることは非常に多く、
約6割が経験しているとのデータもあります。
また、授乳姿勢や子供の抱っこなどの影響も考えられています。
子供の抱き方のコツ
身体の前で子供を抱くと、妊娠時の姿勢で特徴的なSway Backという状態になります。
左右のいずれか一方で抱く場合は、非対称な姿勢となりやすく、背骨や骨盤に影響します。
子供の抱き方を工夫することでこれらの影響を最小限にすることが大切です。
まず、左右に偏らないように切り替えるように意識しましょう。
出産後の骨盤はどんな状態?
妊娠中はリラキシンというホルモンの作用により、骨盤周囲の筋肉や靭帯が緩くなります。
恥骨をつなぐ恥骨結合は出産に向けて、約1cm広がると言われています。つまり、骨盤は下に広がります。
すると骨盤の底にある骨盤底筋群は引き伸ばされることになります。ちなみにこれらは、産後、半年程度で回復していくと言われています。
これらの作用は出産に重要な役割を果たしますが、
骨盤の構造が不安定になることで、しばらく腰痛や骨盤周囲の痛みが出ることがあります。
大事なことは、これらは『身体の硬さ』が原因で起きているのではありません。
※産後の「骨盤矯正」としてゴリゴリ揉んだり、無理やりストレッチをしたりしていますが、デリケートな状態の骨盤にとって、これらの行為は非常に危険です。
終わりに
産後のカラダはデリケートな状態です。
海外では産婦人科と助産師、理学療法士がチームとなり、産後ケアを行っています。
日本では、まだまだそういった環境は整っていないですが、皆さんが産後の身体を理解して無理をしないことが大切です!
今後も、女性の健康『ウィメンズヘルス』に役立つ情報を発信していきますので、良ければご覧ください!
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