ほかの更年期症状と同じで、女性ホルモンのバランスが崩れることが原因と考えられています。
一般的な治療法
一般的な治療法には以下があります。
・ホルモン補充療法
・漢方薬
・抗うつ薬
・生活習慣の改善
・運動
生活習慣を改善する
生活習慣を改善するポイントをご紹介します。
・カフェインを控える
→カフェインは交感神経を優位にする働きがあります。自律神経に刺激を 与えないようにしましょう。
・大豆製品の摂取
→更年期障害の原因である女性ホルモンを整える作用があります。
摂取量の目安を守って、食生活にとり入れてみましょう。
・ハーブティー
→副交感神経を優位にする作用があります。カフェインレスのものを選び
ましょう。
・サプリメント
→大豆イソフラボン、エクオール、レッドクローバー、ブラックコホシ
ュ、ざくろ、ローヤルゼリーなどがあげられます。
※サプリメントについては有効性を示すデータが極めて少ないのが現状です。
①閉経後女性のホットフラッシュとレジスタンストレーニングの効果を調べた研究(2019年5月14日)
15週間のレジスタンストレーニングプログラムは閉経後女性のホットフラッシュを軽減させる可能性がある。
②ホットフラッシュと運動を調べた研究(2023年2月1日)
有酸素運動やレジスタンス運動を含む、定期的な運動はホットフラッシュを軽減するのに有効な治療法である可能性がある。
③血管運動症状(VMS)のある閉経後の女性の生活の質に対するレジスタンストレーニングの影響(2022年6月)
中等度から重度のVMS(ホットフラッシュなど)を持つ閉経後女性では、15週間、週に3回のレジスタンストレーニングで生活の質が改善した。
最近では、ホットフラッシュと運動にスポットをあてた研究が増えてきています。
特に「レジスタンストレーニング」と「有酸素運動」が有効な可能性が高いです。
※レジスタンストレーニング
筋肉に負荷をかけるトレーニング。レジスタンス(Resistance)は日本語で「抵抗」を意味しています。自重やゴムチューブ、ダンベルなどで負荷量を調整して行う筋力トレーニングです。
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