妊娠中では、これらの影響に加えて以下の原因が考えられます。
①女性ホルモンの作用
→エストロゲンの分泌により体内に水分をとどめようとする。
②下大静脈の圧迫
→赤ちゃんの成長に伴い、子宮が増大します。下大静脈を圧迫することで、心臓への血流が阻害されます。結果としてむくみやすくなります。
◇体を冷やさないようにする
体が冷えると、血液の循環が悪くなります。すると身体の中の水分も滞ってしまいます。
室温や衣服の調整、膝掛けなどを利用して身体を冷やさないように注意しましょう。
◇塩分の散り過ぎを避ける
塩分(ナトリウム)は体内に水分を蓄える働きがあります。そのため、たくさん摂取するとむくみの原因になります。
※ちなみに、カリウムは過剰なナトリウムを身体の外へ排出する効果があります。
【カリウムの多い食べ物】
- ほうれん草
- カボチャ
- きゅうり
- なす
- サツマイモ
- じゃがいも
- 納豆
- ひじき
これらの食材をうまく利用するのも有効です。
◇圧迫する
軽いむくみの場合は、着圧のストッキングを履くことで予防することができます。
また、足に装着して、空気圧でむくみ改善を行う装置もあります。
◇運動する
運動不足により、水分が停滞するとむくみやすくなります。
ふくらはぎの筋肉には「ポンプ作用」があり、足先の血液や水分を心臓へ戻す働きがあります。
スクワットやカーフレイズなどは循環改善に有効です。妊娠中も安心して行うことができるのでぜひ、取り入れましょう!
※妊娠中に運動を行う際は、必ず主治医に相談してからにしましょう。
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