「妊娠中に安全に生活してほしい。」
「妊娠中の事故を減らしたい。」
この記事はそんな思いで作成しています。
はじめまして。
私は女性の健康を専門にしている理学療法士のSHOと申します。
皆さんは妊娠中に転倒が多いってことはご存知ですか?
転倒と聞いて、「転けるくらいたいしたことないよ」
もしかしたらそう感じる方もいらっしゃるかもしれません。
様々なデータを参考に
妊娠中の転倒について一緒に見ていきましょう!
あなたのマタニティライフの一助となれば幸いです。
それでは行きましょう。
転倒の実態とは?
日本の転倒調査によると、転倒の発生率は約5人に1人と言われています。
これは65歳以上の高齢者の転倒に匹敵する値です。
こう聞くと、多いなと感じますよね。
では、転倒するとどうなるの?
そう気になる方も多いでしょう。
次のデータをみてみましょう。
妊娠中の転倒は、治療が必要な外傷の2割〜4割を占め、入院を伴わない転倒に比べて、入院を伴う転倒では、早期分娩、胎盤剥離、帝王切開出産の確率が高くなる。
母体への影響を考えると、不要な転倒は何としても避けたいところです。
どの時期に転倒するのか?
歩いている時の転倒は妊娠中期から後期にかけて増加しています。また、その他の動作(立ち上がり、階段の上り下りなど)も同じように、妊娠後期で多い傾向にあります。
中期に比べ、後期では約2倍ほど発生しているとのデータもあります。
どういった場所が危ないのか?
転倒が多い場所は以下です。
- 道路
- 段差
- 居室
- 玄関
- 階段
- 浴室
このように、さまざまな場所で転倒は発生します。
階段の上り下りに関しては、お腹が大きくなることで
段差が確認しづらくなることも関係しています。
転倒の原因は?
転倒の原因で多い理由として、以下が挙げられます。
- つまずき
- ふらつき
- 踏み外し
- 滑り
妊娠の経過とともに身体の重心位置が変化し、少しバランスを崩しただけで転倒につながる可能性があります。
転倒しやすい時間?
実は、時間帯も転倒に関わっています。
特に夕方から夜間にかけて多く発生しています。
このことから転倒と疲労の関係も指摘されています。
転倒を予防するためのポイント
重要なポイントについて、以下にまとめました!
- 転倒予防の意識を持つ
- 危険な場所を回避する
- 妊娠後期は特に慎重に過ごす
- 疲労に注意し、十分な睡眠や昼寝を確保する
- ストレス発散する
- バランス機能を鍛えるトレーニングを行う
- 歩きやすい服や靴を選ぶ
これらのポイントを参考にしてみてください!
他にもおすすめなどございましたら、
コメントでシェアしていただけると嬉しいです。
終わりに
妊娠中の転倒が意外に多く、驚いた方も多いのではないでしょうか。
妊娠は人生の中で重要なイベントです。
この大事な時期に転倒で不安な思いや痛い思いをして欲しくありません。
たくさんの方が、安全なマタニティライフが送れる事を願っています。
少しでもお役に立つことができましたら幸いです。
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