はじめに
妊娠は身体に多くの変化をもたらします。特に妊娠中の体重増加は姿勢に影響を与えます。
妊娠中の女性と妊娠していない女性では立ち方や歩き方が異なります。
妊娠の経過とともに、身体の重心位置が変化します。気づかないうちに妊婦にとって安定性を向上させるために姿勢を変化させているのです。
脊椎の湾曲やバランス、歩行や重心の変化などこれらは腰痛や転倒のリスクを高めることによって妊婦の生活の質QOLに大きく影響を与えます。
よくある問題
- 背骨の変化
- 膝の変化
- 足首と足の変化
- 妊娠中の転倒
- 妊娠の不快感
背骨の変化
妊婦は「スウェイバック」と呼ばれる特徴的な姿勢となります。上部体幹が下半身より後方に移動することで、重心が後方に移動します。頭と首の筋肉の緊張を高め、重心の移動を調整し、転倒を防ぐために頭が前方に移動します。
膝の変化
妊娠中の女性は、姿勢を維持するために、膝を無理に伸ばすことによって、重心の前方移動を補う傾向があります。
また、ホルモンの作用による関節のゆるみは、妊娠後も持続する可能性があり、女性は変形性関節症やその他の骨や関節に関連した問題を生じやすくなります
足首と足の変化
足のアーチは、妊娠中や出産後に変化します。体重増加と靭帯の弛緩により、足の長さと幅の増加を引き起こす可能性があります。
妊娠中、体重のかかる場所が後方から前方に移動することで負担のかかる場所が通常と変化します。これらの変化により足底筋膜炎などの症状を発生する可能性があります。
妊娠中の転倒予防
妊婦は胎児の成長により、重心が前方に移動します。 妊娠中はバランス能力が低下し、特に出産直前では姿勢の安定性に悪影響を及ぼします。特に転倒のリスクが高い傾向があります。
妊娠中の女性は横方向のバランスを維持するために、足幅が広くなります。
歩行についてもいくつかの変化に気づくことができます。まず、歩行速度が遅くなります。歩幅が減少し、片足で支持している時間も減少します。細かくは割愛します。多くの変化を生じます。
妊娠の不快感
妊娠中の姿勢の変化は、以下の問題を引き起こす可能性があります
- 腰痛
- 骨盤の痛み
- 股関節の痛み
- 腹直筋離開
- 脚の疲れ、痛み
- 手根管症候群
- 尿もれ
理学療法士
妊娠中の姿勢の変化は、出生前の早い段階で理学療法士によって検査されることが推奨されています。姿勢の変化を最初に行い、妊娠の進行に伴って再評価することは、「良い姿勢」の維持のためにも重要です。
終わりに
妊婦は姿勢の変化もそうですが、細かいところで様々な影響を受けています。もちろん皆が同じ経過をたどるわけではないので、個別の問題に対応する必要があります。
何か気になる症状がございましたら、お気軽にご連絡してくださいね。
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